半分くらい期待せずに買った。
セリアのホビーコーナーをぶらぶらしていて、アイロンビーズが棚に並んでいるのを見て、「あ、あるんだ」くらいの気持ちで手に取った。110円だし、ダメだったらそれはそれで、と思って。
結論から言うと、思ってたより全然使えた。不満がないわけじゃないけど、「100円だから仕方ない」と諦めなきゃいけない部分は少なかった。以下、実際に使って気になったことを順番に書いていく。
買ったもの、値段、その日の話

行ったのは平日の昼間。都内の住宅街にある、ホビーコーナーがそれなりにちゃんとあるセリアだった。
棚にはビーズ本体とプレートがまとめて並んでいた。アイロン用シートは見当たらなかった。後でクッキングシートで代用したけど、問題なかった。
その日買ったのはこれだけ。
- ビーズ(白)110円
- ビーズ(黒)110円
- プレート(正方形)110円 × 2枚
合計440円。とりあえず始めるだけなら330円でいける。
色は白・黒・赤・青・黄・緑・茶・透明あたりが揃っていた。くすみカラーとか肌色とかパステル系は棚になかった。この「ない色」の問題は、後でわりとじわじわ響いてきた。
プレートを触って最初に思ったこと

軽い。持った瞬間に「あ、安いな」ってわかる手触り。
でもそれより気になったのは、凸ピンのゆるさだった。ビーズを並べているときに、ちょっと手が当たってプレートが傾くと、端のほうのビーズがすっと落ちる。「できた!」と思って持ち上げたら端が崩れた、というのが1回あった。地味にへこむ。
机に置いたまま作業するぶんには大丈夫だけど、途中で動かそうとするのは危険だとわかった。
あと、アイロンを2回かけた後にプレートの端が少し反ってきた。完全に歪むわけじゃないし、作業に支障があるかというとそこまでじゃないんだけど、気にはなる。
ビーズの粒、実際どうか

サイズは5mmのミディアムタイプだと思う。他のブランドの5mmビーズと混ぜて使ってみたけど、特に違和感はなかった。規格はだいたい同じっぽい。
粒のばらつきは、思ったより少なかった。100粒くらい並べても、明らかにでかいとか小さいとか、斜めに刺さってしまうとか、そういうのはほぼなかった。ただ、バリ(成形のときにできる小さい出っ張り)が残っているビーズが数粒混じっていた。作業を止めるほどじゃないけど、並べたときに「ん?」ってなる。
色味は悪くない。赤はちゃんと赤いし、黒は黒い。「安物っぽいくすみ」みたいな感じはなかった。透明ビーズだけ、アイロン後に少し白濁した。でもこれはたぶんどのブランドでも似たようなことが起きるので、セリアのせいではないと思う。
アイロンがけ、失敗した話

クッキングシートを2枚重ねて、中温で、円を描くようにゆっくり動かす。これだけで溶着できた。
ただ1回、アイロンを「溶けてるかな」と確認しようとして一瞬止めたら、その箇所だけ溶けすぎた。穴が開きかけた。止めちゃいけない、動かし続けるのが鉄則なのはわかってたのに、やってしまった。
表面がうっすら半透明になってきたら、だいたいOK。そこで止めて、クッキングシートごと少し冷ましてから裏返して、同じようにアイロンをかける。そうするとかなりしっかり固まった。引っ張ってみたけど、簡単には剥がれなかった。強度としては普通に問題ない。
色が足りない、これが地味に困った

ドット絵を作ろうとして、肌色がないことに気づいた。
棚を端から端まで確認したけど、オレンジっぽいベージュのビーズはなかった。しかたなく後日ダイソーへ行ったら、肌色に近い色が1種類あった。ダイソーのほうが色数は少し多い印象だった。
今は「基本色はセリアで、足りない色はダイソーか専門店で」という使い分けになっている。最初からそのつもりで動けばいいんだけど、「セリアで全部揃えよう」と思って行くと、たぶん詰まる。
別の店舗に行ったら全然なかった

同じセリアでも、店舗によって全然違う。
別の日に別の店に行ったら、アイロンビーズが2色しか残っていなくて、プレートは棚に1枚もなかった。定番商品なのかどうかも正直よくわからない。補充のタイミングなのか、そもそも扱いが少ない店なのか。
「セリアに行けばある」と決めつけずに、近くにダイソーやキャンドゥがあるなら最初からはしごするつもりで行ったほうがいい。特にプレートは、ないと話にならないので。
子どもと一緒に使うのはどうか

子どもと一緒に「試しにやってみよう」というノリなら、セリアのアイロンビーズはかなり向いていると思う。
440円で始められるので、途中で飽きても惜しくない。ビーズを並べる作業自体は単純で、小さい子でも集中してやっていた。アイロンだけ大人が担当すれば、あとは子どもに任せられる。
ただ、プレートを傾けてビーズを全部崩す、というのはほぼ確実に1回は起きる。そういうものだと思って、崩れても「あーあ」で終われる心の余裕が必要かもしれない。
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セリアで色が足りなかったとき、あるいはプレートの精度が気になってきたとき、次の選択肢として挙げられる商品をまとめた。いずれもオンラインで入手できる。
比較表
| 商品名 | ビーズサイズ | 色数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ハリスラボ スターターセット | 5mm | 24色 | 図案130種類付き・約5400粒 |
| PXLAATY 大容量セット | 2.6mm | 24/48/72色から選択 | 大容量・細かいサイズ |
| カワダ パーラービーズ サンリオキャラクターズ | 5mm | キャラクター対応 | 公式図案・キャラクターもの |
[ハリスラボ] アイロンビーズ セット 5mm 『スターターセット』 24色 図案130種類 約5400粒
図案が130種類ついているので、「何を作ればいいかわからない」段階から始めるのに向いている。ビーズは5mmで、セリアのものとサイズ互換がある。色数も24色あるので、セリアで揃わなかった中間色をここで補うような使い方もできる。
PXLAATY【大容量24色48色72色】アイロンビーズ 2.6mm
サイズが2.6mmと細かいのが特徴で、5mmとは別の用途になる。細かいドット絵や、より精密なデザインを作りたいときに使われることが多い。色数のバリエーションを選べる構成なので、必要な量に合わせて選びやすい。
カワダ(Kawada) パーラービーズ サンリオキャラクターズ 80-57245
パーラービーズはアイロンビーズの定番ブランドのひとつで、品質が安定していることで知られている。このシリーズはサンリオキャラクターの公式図案がついており、キャラクターものを作りたい子どもがいる家庭での出番が多い。セリアのビーズとプレートの互換性も基本的にある。
今も使っているか、正直に言うと
使っている。でも使い方は最初と変わった。
セリアで全部揃えようとするのはやめた。基本色の補充だけセリアで済ませて、プレートはゆがみが出にくい専門店のものを1枚持つようにした。色も、凝ったデザインを作りたいときは最初から専門店で買う。
「セリアのアイロンビーズで十分か」という問いへの答えは、何を作りたいかによる、としか言えない。原色だけで成立するシンプルなデザインなら十分すぎるくらい使える。色数やプレートの精度にこだわりが出てきたら、そこで専門店に移行すればいい。
私の場合は「思いついたときにゆるく作る」という使い方なので、今の組み合わせでちょうどいい。毎週がっつり作るような人には、最初から別の選択肢を探したほうがいいかもしれない、とは思っている。