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セリアのアクリルブロックを買ってみた:100均素材の正直なところ

セリアのアクリルブロックを買ってみた:100均素材の正直なところ

去年の秋ごろ、セリアに寄ったのは全然別の用事があったからだ。たしかマスキングテープを補充しに行ったんだと思う。レジに向かう途中でふと目に入ったのがアクリルブロックだった。棚の端に3個だけ残っていて、なんとなく手に取ったら重かった。それだけで買った。110円だし。

使ってみたら、思ってたよりずっとよかった部分と、じわじわストレスになった部分の両方があった。その話をする。


手に取った瞬間に「あ、ちゃんとしてる」と思った理由

セリア アクリルブロック

100均のプラスチック製品って、持った瞬間にだいたいわかる。あの独特の軽さ——というか、中が空っぽな感じ。このアクリルブロックはそれがなかった。

密度がある。ガラスとまでは言わないけど、それに近い。棚に残っていた3個を全部持ち比べてみたら、どれも同じ重さだった。当たり前といえばそうなんだけど、安い雑貨って個体差がひどいことがたまにあるから、一応確かめた。

透明度も気になって、ブロック越しに蛍光灯を見てみた。曇りがない。安いアクリルケースだと光を通したときに白っぽくモヤっとすることがあるけど、これはそういう感じじゃなかった。すっと抜ける。

サイズはパッケージに詳しい記載がなかった。手のひらに収まるくらいの直方体で、後から定規で測ったらだいたい5cm×5cm、厚みが2cmちょっと。角は面取りしてあって、指で触れても引っかからない。


クリアスタンプの台として使ったら、まあよかった

セリア アクリルブロック レビュー

買った理由のひとつが、クリアスタンプの台だ。シリコン製の透明なはんこで、単体だとぐにゃぐにゃしていて均一に押せない。硬くて平らな台に貼り付けて使うのが本来の使い方で、アクリルブロックはそのためにある。

吸着はよかった。スタンプをブロックに押しつけると空気が抜けてぴたっとくっつく。剥がすのも端から少し持ち上げるだけ。10回、20回繰り返してもくっつき具合は変わらなかった。

透明なのが地味に助かる場面があって、スタンプを押す前に「今どこに押そうとしているか」がブロック越しに確認できる。罫線のある便箋に位置を合わせるとき、これがあるとないとで全然違う。ずれて「あー」となる回数が減った。

ただ、完璧かというとそうじゃない。

大きめのスタンプを使ったとき、端の方だけインクが薄く出ることが何度かあった。最初は押し方の問題だと思って、力を変えたり角度を変えたりした。でも何度やっても同じ場所が薄くなる。ブロックの厚みが端に向かってわずかに薄くなっているせいだと思う。定規を当てると、端と中央で0.何ミリか違う。誤差といえば誤差なんだけど、一度気になりだすと頭から離れなくなった。


スタンプ以外にも色々試した話

セリア アクリルブロック 実物

しばらくしたら、本来の用途以外でも使いはじめていた。

夜、なんとなく部屋を暗くしてスマホのライトをブロックの側面に当ててみた。光が内部でぶつかりながら反対側の面から出てくる。端から入れると全体がうっすら光る。実用的かといえば全然そうじゃないけど、なぜか見ていて飽きなかった。気づいたら10分以上それだけやっていた。

フォトスタイリングにも使った。ブロックの下に印刷した写真を敷いて上から撮る方法で、どこかで見かけてずっとやってみたかったやつだ。透明度が高いから写真の色がそのまま透けて、不思議と奥行きが出る。たいしたことをしていないのに写真が妙に「それっぽく」なるのは、正直ちょっと面白かった。ただ表面に指紋がめちゃくちゃつきやすくて、撮る前に毎回拭くのがじわじわ面倒になってきた。

文鎮としても使っている。スケッチブックで絵を描くとき、ページの端が浮いて描きにくくなることがある。ブロックを乗せておくだけで押さえられる。重さがある割にサイズが小さいから、紙の上に置いても視界の邪魔にならない。今たぶん一番この使い方をしている。


傷の入り方は正直に書く

セリア アクリルブロック 飾り方

2〜3週間後にスタンプを押す面をよく見たら、薄い傷が入っていた。爪でひっかいたとか、そういう心当たりはない。普通に使っていただけだ。

ポーチにそのまま入れて持ち歩いていた時期があって、たぶんそれだ。中でペンとか消しゴムとかにずっと当たっていたんだと思う。アクリルはガラスより柔らかいから傷は入りやすいって知ってはいた。知っていたけど、しまい方を変えるのが面倒でそのままにしていた。

今は使うとき以外は布に包んでいる。それ以降は新しい傷はついていない。透明感が目に見えて落ちた感じはまだないけど、半年後、一年後のことはわからない。


専門店のものと並べてみた

セリア アクリルブロック ディスプレイ

気になって、ハンドメイド専門店のアクリルブロックを買って比べてみた。同じくらいのサイズで400円くらいだった。

透明度はセリアのもので十分だと思う。ただ、専門店のものと一緒に並べると、角の断面の「抜け方」がちょっと違う。うまく言えないけど、専門店のものの方がより澄んでいる。光の通り方がきれいというか。

差が一番出たのは厚みの均一さだった。専門店のものはどこを測っても同じ厚み。セリアのものは端がわずかに薄くなっている。スタンプを押したときに端だけインクが薄くなっていた原因、これだったんだと並べてみてはっきりわかった。

重さはほぼ変わらない。アクリルはアクリルだから、密度はそんなに変わらないんだと思う。

とりあえず試してみたいという段階なら、セリアので全然いい。ただ、精密さが必要な用途で使いたいなら、最初から専門店のものを選んだ方が余計なストレスがない。

在庫と品揃えのこと

セリア アクリルブロック 推し活

セリアのアクリルブロック、いつ行っても確実に置いてあるかというとそうじゃない。私が行ったとき棚に残っていたのは3個で、次に同じ店に行ったときはなかった。ハンドメイド用品のコーナーって、入荷のタイミングで中身が変わりやすい。

サイズも一種類しか見たことがない。直方体のこれだけ。丸いもの、もっと薄いもの、大きいもの——そういった選択肢はなかった。クリアスタンプにはいろんなサイズがあるから、大きなスタンプには対応できないこともある。

店舗によって品揃えが違うのも実感している。近くに2店舗あって、ハンドメイド用品が充実している方とそうでない方がある。目的買いで行くなら、事前に確認するか、いくつかの店舗を回る前提で動いた方がいい。


100円ショップのアクリルブロックの代替品をAmazonと楽天で探す

セリアで在庫がなかったとき、あるいはもう少し精度の高いものが欲しくなったときのために、オンラインで買える選択肢をまとめておく。

100均 アクリルブロック セリア

比較表

商品名形状・サイズ主な用途
つくしサイエンス アクリルブロック 直径100mm×厚さ5mm 2個円形・薄型・2個セット光学実験・理科教材・薄型台座
Anopono アクリルブロック アクリルキューブ 透明 台座 ディスプレイ 撮影台 写真キューブ型・台座型ディスプレイ・撮影台・フィギュア台座
BBEST アクリルフォトフレーム ブロック型 2L判 199×148mmフォトフレーム型・2L判対応写真立て・デスク装飾

各商品の詳細


つくしサイエンス アクリルブロック 直径100mm×厚さ5mm 2個

円形で厚みが5mmと薄いのが特徴で、2個セットになっている。光学実験の補助具や理科の教材として使われることが多いが、薄型の台座としてディスプレイ用途にも対応する。直径100mmはセリアの直方体タイプより一回り大きい。


Anopono アクリルブロック アクリルキューブ 透明 台座 ディスプレイ 撮影台 写真

フィギュアや小物を乗せてディスプレイしたい、あるいは物撮りの撮影台として使いたいという場面向けのキューブ型。透明度を活かした撮影補助としての使い方が中心で、SNSの物撮りや商品撮影で使われることが多い。


BBEST アクリルフォトフレーム ブロック型 2L判 199×148mm

3つの中で唯一、写真を飾る機能を持つタイプ。2L判サイズに対応したブロック型のフォトフレームで、デスクや棚に立てて使う。アクリルの透明感をそのままインテリアとして活用したい場合に選ばれることが多い。

買ってよかったか、という話

110円で試す価値はあると思っている。クリアスタンプを持っていて台を探しているなら、ここから始めるのが一番ハードルが低い。フォトスタイリングをちょっとやってみたいだけなら、高いものを買う必要もない。

ただ、「これで完結する」かというと、私はまだ迷っている。端の厚みのムラが気になりだしてから、もう少し均一なものが欲しいという気持ちがある。今すぐ買い替えるほどでもないけど、次に買うときは最初から専門店のものにするかもしれない。

万人に勧めるというより、「私の場合はこうだった」という話として読んでもらえれば十分だ。

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